副鼻腔炎

副鼻腔炎とは

副鼻腔炎とは、鼻の奥にある副鼻腔と呼ばれる骨で囲まれた空洞部分が炎症を起こすことを指します。
副鼻腔炎は、慢性化した鼻炎からの波及によるものが最も多い傾向にありますが、その他にも鼻周辺の怪我や腫瘍が影響するもの、歯周病からの波及によるもの、アレルギーによるものなどからも発症します。

副鼻腔炎は、炎症により膿が副鼻腔に溜まってしまうことがあり、この状態を蓄膿症と呼びます。

目次

犬が鼻水を出していたら、早めに動物病院へ!

犬の副鼻腔炎は、慢性化した鼻炎からの波及が多い傾向にあるため、まずは鼻炎の症状の1つである犬が鼻水を垂らしている状態を見かけたら早めに動物病院へ診察に行くことをおすすめします。

副鼻腔炎を発症している犬の鼻水は、粘度が高くドロドロとしており、鼻がただれてしまったり、鼻が詰まることによって呼吸が行いづらくなってしまいます。
犬は人間のように鼻水をかむことができないので、とてもつらい症状なのです。
さらに、血の混じった鼻水や、鼻血を出すこともあるので注意が必要です。

また、副鼻腔炎から蓄膿症に波及した場合は、においの強い鼻水や膿を排出することもあります。
この場合は、手術が必要になる場合もありますので、副鼻腔炎から波及させないことが大切です。

副鼻腔炎の症状

・ネバネバ、ドロドロとした鼻水
・ゼリー状の鼻水
・鼻水に血が混ざる
・鼻を気にしている
・鼻血が出る
・呼吸が荒くなる
・くしゃみが多い
・鼻筋が盛り上がる、いびつになる
・鼻がただれる

副鼻腔炎の原因

副鼻腔炎の原因は様々なものがあります。

主に、鼻炎からの波及によるものが多い傾向がありますが、鼻周りや鼻の中にできた腫瘍や怪我、アレルギー性のもの、上顎に発生した歯周病からの波及などが挙げられます。

副鼻腔炎の予防

副鼻腔炎の予防は、まずは鼻炎を予防することが最も最適と言えるでしょう。
ですので、鼻炎の治療は必ず獣医さんがOKと言うまで続けていくことが大切です。

さらに、鼻炎や副鼻腔炎の予防でできることは、ワクチンを適切に受けることで感染症を予防することです。
また、定期的に健康診断を受けることも大切です。
健康診断を定期的に受けることは、あらゆる病気の早期発見に繋がります。

そして、歯周病の予防をすることも大切です。
デンタルケアの正しい行い方を動物病院でレクチャーしてくれるので、気軽に相談してみましょう。

副鼻腔炎になりやすい犬種

コリー
ダックスフント
ウィペット
など

比較的、鼻が長い長頭種が発症しやすいと言われていますが、どの犬種も発症リスクはありますので注意しましょう。

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪
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