ネフローゼ症候群とは
ネフローゼ症候群とは、尿の元となるものを作る、腎臓内にある糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる部分が何らかの原因により不全状態になり、特定の様々な症状を発症している状態のことを言います。
ネフローゼ症候群は、腎臓の病気の他にも糖尿病や白血病、腫瘍などの病気も引き金になり発症することもありますので、注意が必要です。
糸球体とはどんな働きをしている?
糸球体とは、腎臓の内部にあるもので、腎臓へ送る血液をろ過し、体に不必要なものを選別し、尿の元となるものを作っています。
糸球体で選別された尿の元となるものは、その後、不必要な水分や老廃物と混じり合い、尿細管、集合管を通り、腎盂に運ばれます。
その後、尿管を通り膀胱へ流れ、尿道から外へ排泄される仕組みになっています。
ネフローゼ症候群は、この糸球体がエラー状態になってしまうことから、本来なら体に必要なタンパク質まで尿中にあふれ出てしまうのです。
タンパク尿が続くにつれて、体は低タンパク症(低アルブミン血症)に陥り、これに伴い、高脂血症や高血圧、腹水、むくみなどの症状が出現します。
ネフローゼ症候群の症状
・元気がなくなる
・食欲減退
・すぐに疲れてしまう
・眠っている時間が多くなった
・動くことを嫌がるようになった
・下痢
・吐き気
・嘔吐
・お腹が膨れている
・四肢が冷たい
・四肢が腫れている
・四肢がむくんでいる
ネフローゼ症候群の原因
ネフローゼ症候群の原因は、下記のようになります。
・糸球体腎炎
・腫瘍
・糖尿病
・白血病
・心不全
・腎臓に毒性のある薬剤や毒物の中毒
・感染症
・アレルギー
・免疫疾患
・アミロイドーシス
ネフローゼ症候群の予防
ネフローゼ症候群の予防は、残念ながら確立されていません。
よって、定期健診がとても重要になります。
尿検査によって、腎機能の低下や腎臓病の発見ができることは、結果的にネフローゼ症候群を予防することになりますし、他の病気の早期発見にも繋がります。
近年では、ペットドックを定期的に行っている獣医さんもありますので、腎臓病のリスクが高い犬は、一度検査を受けることをおすすめします。
ネフローゼ症候群になりやすい犬種
コリー
ゴールデン・レトリバー
ミニチュア・シュナウザー
ビーグル
ミニチュア・ダックス・フント
など
投稿者プロフィール
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ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪
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