犬の上皮小体機能亢進症

犬の上皮小体機能亢進症とは

上皮小体とは、喉の部分にある甲状腺の左右に2対、合計4個くっついているものです。
上皮小体は、副甲状腺とも呼ばれることもあります。
上皮小体からは、体内のカルシウムバランスを調整するホルモン(パラソルモン)が分泌されており、このホルモンが何らかの原因により、過剰に分泌されている状態を上皮小体機能亢進症と言います。

上皮小体機能亢進症は3つのタイプに分類される

犬の上皮小体機能亢進症は3つのタイプに分類されます。
・原発性
・栄養性
・腎性
栄養性、腎性では高カルシウム血症の症状が現われますが、原発性の場合は現れず、カルシウムの値は正常、もしくは減少の傾向が認められます。
カルシウムと聞くと骨を作ったり強くしたりするイメージが強いと思います。
上皮小体機能亢進症では、体内のカルシウム濃度のバランスが崩れてしまうため、骨からのカルシウムの脱出が起こる可能性があります。
そのため、病状が長期間になるほど、骨は影響を受け続けることになり、骨の強度が落ちることで骨折が起こりやすくなります
また、高カルシウム血症の病状も起こるので、愛犬の様子に異常を感じたら動物病院に行き、早期発見早期治療を行いましょう。

犬の上皮小体機能亢進症の症状

・水をよく飲む
・尿の回数が多い、尿の量が多い
・失禁する
・元気がない
・動きたがらない
・食欲不振
・うまく動けない
・筋肉の萎縮
・震えている
・吐き気
・嘔吐
・便秘
・骨折

犬の上皮小体機能亢進症の原因

・原発性
上皮小体の異常によるもので、上皮小体の腫瘍や上皮小体の細胞が過剰に増殖したものが原因です。
・栄養性
カルシウムが少なくリンの多い食事内容、ビタミンD欠乏を起こすような偏った食生活や日光不足によるカルシウムの吸収不全により起こった低カルシウムによってパラソルモンの過剰な分泌が原因です。
・腎性
腎臓機能の低下や不全により、体内のカルシウムが排泄されてしまい体内では高リン状態になります。そのため低カルシウム状態になることで、パラソルモンの分泌過多が起こることが原因です。

犬の上皮小体機能亢進症の予防

犬の上皮小体機能亢進症の予防はこれといってありません。
しかし、栄養性の上皮小体機能亢進症の場合は、食事内容が関わっていることが原因であることから、適切な栄養バランスのとれた食事を行うことが大切です。
早期発見、早期治療が大切な病気であることから、定期健診などを積極的に行うように心がけましょう。

上皮小体機能亢進症になりやすい犬種

全ての犬種
など

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。


投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪

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