Q熱

Q熱とは

Q熱とは、Query fever(不明熱)に由来しており、コクシエラ菌に感染し、発症したことを指します。
Q熱は、過去は原因不明の熱性疾患と言われていましたが、のちにコクシエラ菌の感染によるものと判明し、発熱や筋肉痛、頭痛などの症状が出ることがわかりました。
病原体であるコクシエラ菌は、感染動物による糞や尿、乳汁によって広がり環境中を汚染します。
そして、自然界ではマダニがコクシエラ菌を保有していることがありますので、外出時には注意をする必要があります。

熱は人畜共通感染症の1つ!

コクシエラ菌は、ウシ、ヒツジ、ヤギなどの家畜や犬、猫などのペット、人間にも感染が確認されています。
犬に感染した場合は、比較的軽症であることが多く、軽い発熱などで終わります。
妊娠中の犬が感染した場合は、流産や死産を起こすことがあります。
しかし、人間に感染した場合は、2~3週間の潜伏期間を経て、39~40℃以上の高熱、激しい頭痛、悪寒、関節炎などインフルエンザに似た症状が出現します。
進行すると重度の肺炎を併発することもあります。
これらの症状が現われず、慢性感染化してしまうと、長期間の疲労感、倦怠感の他、心内膜炎や慢性肝炎を併発してしまう恐れもありますので注意しましょう。

Q熱の症状

・発熱
・流産
・死産
・マダニによる吸血による貧血
・貧血により口の中やまぶたの裏側の粘膜が白っぽくなる

Q熱の原因

Q熱の原因は、コクシエラ菌に感染し、発症することです。
主な感染経路は以下のようになります。
・コクシエラ菌に感染した動物の排泄物への接触感染
・空気中に飛散しているコクシエラ菌の吸引感染
・コクシエラ菌を保有しているマダニを介した感染
・感染した母親からの母乳や羊水などからの母子感染

犬の場合は、マダニを介しての感染が見られるため、外出時には気を付けましょう。

Q熱の予防

Q熱の予防は、犬の場合はマダニを予防することです。
マダニはQ熱のみならず、人獣共通感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やバベジア症の感染リスクもあり危険です。
お散歩の際には、虫除けグッズとしてウェアを着せるなど対策をしましょう。
また、予防薬も販売されています。
マダニは、年中生息しているので、1年を通して予防する必要があります。
予防薬はノミとセットで予防できるものや、フィラリアも予防できるものも販売されているので、外出が多いペットなら行っておきましょう。

Q熱になりやすい犬種

全ての犬種

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。


投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪

関連記事

  1. 免疫介在性血小板減少症(IMT)

  2. 涙やけ(流涙症、鼻涙管閉塞)

  3. 犬伝染性肝炎

  4. ジステンパーウイルス感染症

  5. アジソン病(副腎皮質機能低下症)

  6. 乳腺炎

公式Twitter