皮膚血管炎とは
皮膚血管炎とは、皮膚の真皮と呼ばれる部分の血管に炎症が起こることで、様々な皮膚の症状が起こる病気です。
血管炎を起こすと皮膚や臓器、神経などへ運ばれる血液が減少、または途絶えてしまうことで皮膚のチアノーゼや壊死などの損傷をおこしてしまいます。
皮膚血管炎は体の先端部に症状が出やすい
皮膚血管炎は、耳、鼻の先、口、四肢、尻尾などに症状が出やすい傾向があります。
血管炎をおこしている血管の太さや範囲、位置により、症状は様々ですが、皮膚の赤みや脱毛の症状から内出血や紫斑、壊死まで幅広い症状が見られます。
特に血管炎が耳に発症した場合は、耳介に虫食い状の潰瘍がみられたり、耳介の皮膚が薄くなったり、外見がギザギザとしたものになります。
皮膚血管炎の症状
・脱毛
・かさぶたができる
・皮膚が紫色になる
・皮膚が赤くなる
・足がむくむ
・内出血が見られる
・血が出る
・耳の形がギザギザになる
・潰瘍ができる
・元気がない
・食欲不振
・発熱
・蕁麻疹のようなものができる
・壊死
皮膚血管炎は血液の流れが悪くなるので、発症部位を触ると冷たく感じます。
皮膚血管炎の原因
皮膚血管炎の原因は、自己免疫によるものとされています。
また、その他にも
・アレルギー
・糖尿病、腎不全などの疾患
・薬による反応
・感染症
・腫瘍
・狂犬病ワクチン
などと言われていますが、原因が多岐に渡ることから原因特定が難しい病気です。
狂犬病ワクチンはワクチン接種の約1ヶ月~半年程度に脱毛が見られることがあるとされています。
皮膚血管炎の予防
皮膚血管炎の予防は、原因が多岐に渡るため様々なものがあります。
アレルギーがあるかどうか、血液検査でチェックしておくことは、食事などの生活においても大変重要な部分になりますので行っておきましょう。
また、糖尿病を患わないためにも、体重管理を行うことも大切です。
さらに、感染症などを患わないように免疫力を強くするためにも、ペットに合った食生活と適度な運動を行ってあげましょう。
皮膚血管炎の特徴は、耳がギザギザに見えることです。
他にも足がむくんでいたりするようであれば、動物病院へ早めに診察に行くことをおすすめします。
皮膚血管炎になりやすい犬種
全ての犬種
わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。
投稿者プロフィール
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ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪
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