口蓋裂

口蓋裂とは

口蓋裂とは、口腔内と鼻腔内の隔てりの上顎にあたる口蓋部分が左右に分かれ、穴があき口の中と鼻の中が繋がっている状態になっていることを言います。

口蓋裂は先天的なものと後天的なものの2つの原因によって発症します。
生後間もない子犬の場合、ミルクを飲んでも鼻から出てきてしまうことにより上手に飲めないことや、誤嚥による肺炎を起こし、亡くなってしまうこともあるので注意が必要です。

口蓋裂は治療できる!

口蓋裂の治療は、外科的治療になり、口蓋を縫い合わせ穴を塞ぎ整復することになります。
しかし、生後間もない子犬は組織が柔らかいことにより、縫い合わせても術後に再び開いてしまうことがあるので、生後2~3か月をめどに手術を行います。
その間の食事(ミルク)はカテーテルによって胃に直接流し込むものとします。
これは、誤嚥性肺炎を防ぐための目的と、きちんと完全に栄養を補う目的のためです。

術後は硬いおやつやおもちゃを避けるなどの工夫が必要です。

口蓋裂の症状

・鼻から食べたものや飲んだものが逆流する
・むせる
・咳をする
・鼻水が多い
・いびきをかく
・食べ物をよくこぼす
・呼吸が荒い
・適切な食事量を与えていても大きくならない、成長しない(子犬)

口蓋裂の原因

口蓋裂の原因は先天的な原因と、後天的な原因に分かれます。

【先天的な原因】
・遺伝的要因
・母犬の妊娠中に子宮に外傷を受ける
・母犬の妊娠中にウイルス感染をする
・母犬の妊娠中のストレス
・母犬の妊娠中の栄養障害
・母犬の妊娠中に子犬の発育に悪影響な薬物などの摂取
などが挙げられます。
しかし、原因の特定には至っていないのが現状です。

【後天的な原因】

・犬同士の喧嘩による咬み傷
・交通事故や落下事故
・感電ショック
・歯周病からの波及
・抜歯による上顎の骨の欠損
など

口蓋裂の予防

口蓋裂の予防は先天的なものが原因の場合は、母犬が妊娠中にはお腹にいる子犬に影響が及ばないように生活に注意してあげることが大切です。
しかし、これは自宅で生まれる子犬に言えることであり、ペットショップで購入する場合や、譲り受けた場合などは予防法はありません。
ですので、子犬を迎い入れたら、まずはミルクを与えるなどの食事の様子や体重管理などに気を付けて観察をしましょう。
鼻から与えたものが逆流する場合は、口蓋裂の恐れがありますので、動物病院で診察を受けましょう。

後天的な原因の予防は、他の犬とトラブルを避ける為、ノーリードは絶対行わないことです。
また、感電ショックを避ける為、家電コードなどは壁に這わせて防護したり、電源タップで使わない電気コードの電源を切っておくことが大切です。
特に、成長期による歯の生え代わり時期は、手あたり次第、物を噛んでしまう犬もいるので注意しましょう。

口蓋裂になりやすい犬種

ラブラドール・レトリバー
ブルドック
フレンチ・ブルドッグ
ボストン・テリア
ビーグル
ミニチュア・シュナウザー
ミニチュア・ダックスフンド
パグ
など

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪

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