マイボーム腺腫

マイボーム腺腫とは

マイボーム腺腫という犬によくみられる病気をご存知でしょうか?
犬の目にイボのようなものができて、どうしたらいいのかわからない!という飼い主さんも多くいると思います。
実は、このイボのようなできものは、マイボーム腺という犬のまつ毛の淵に複数ある器官で、涙の成分に含まれる油分を排出している大切な部分にできてしまっているのです。

目次

マイボーム腫瘍は多くの場合は良性!?

犬のまつ毛の淵にマイボーム腺があり、そのマイボーム腺に発生する腫瘍のことを、マイボーム腺腫と言います。
腫瘍と聞くとドキッとしてしまいますが、多くの場合は良性です。
しかし、良性だからと言って、放っておくことは良くありません。
なぜなら、腫瘍の部分が大きくなってくることで出血してしまったり、瞼や角膜に接触してしまって傷になってしまうこともあり、他の眼病との併発も考えられる状況になってしまうのです。
ですので、早めに外科的処置を行うことが望ましいのです。

また、稀に悪性の腫瘍の発生も考えられるので、しっかり検査をして見極めてもらうことが大切です。

マイボーム腺腫の主な症状

・目を気にしている
・目にできものができている
・目にイボのようなものがある
・目から血が出ている
・目のあたりを床などに擦り付ける

よく似た症状にマイボーム腺炎という、同じマイボーム腺の病気がありますので参考にしてみてください。

マイボーム腺腫の主な原因

マイボーム腺腫の原因は、瞼の上下にあるマイボーム腺が詰まり、腫瘍が発生することが原因です。

マイボーム腺腫の予防

マイボーム腺腫の予防は確立されていません。
ですので、日常生活上で注意を払ってあげることが一番の予防になります。

マイボーム腺腫は、基本的には良性が多いと言われていますが、一概には言えず、悪性の場合もありますので、犬の目にイボのようなものを見つけた場合は、速やかに獣医さんに相談しましょう。

また、良性の場合であったとしても、腫瘍は大きくなっていくことがあります。
腫瘍の大きさが瞼の1/3を超えた場合は手術が難航することが多く、最悪の場合、瞼や眼球を切除しなければいけないことになってしまうこともあり得るので注意しましょう。
また、腫瘍が大きくなってしまってから外科的処置をしても、再発率が上がってしまうがあるため、早めの処置が大切です。

マイボーム腺腫になりやすい犬種

全犬種

比較的、高齢のわんちゃんが発症しやすいと言われています。

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪
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