敗血症とは
犬の敗血症とは、病気などで弱っている犬の血液内に様々な感染症によって細菌が入り込み、全身に重大なダメージを与えてしまっている状況のことを指します。
健康な犬であれば、血液の中に細菌が入ったとしても免疫により守られたり、体外に排出しようとします。
しかし、免疫疾患や重度の感染症などの他の病気により免疫力が低下している犬は、免疫システムが上手く作動されず、免疫が過剰に反応しすぎることや細菌の排出する毒素により、敗血症の状態に陥ってしまうのです。
犬の敗血症はどのような病気が原因で起こることが多い?
犬の敗血症は、切り傷(手術後など)、子宮蓄膿症、肺炎、膵炎、腹膜炎、前立腺腫瘍、ジステンパーウイルスやパルボウイルスの感染などが原因で起こることが多いと言われています。
また、自己免疫疾患の病気を患っている犬は、免疫抑制剤などの薬を投与により、免疫力が低下している可能性があるので、敗血症を発症するリスクが通常よりも高いので注意しましょう。
敗血症は重症化すると、血圧が下がることによって敗血症ショック(臓器に必要な血液が送られないことによる多臓器不全)を起こし、低体温になってしまい死亡してしまうこともあります。
敗血症の症状
・元気がない
・歩き方がおかしい
・熱が出る
・食欲がない
・嘔吐する
・呼吸が荒い
・まぶたの裏などの粘膜が白っぽくなる
・白目や口の中の粘膜が黄色くなる(黄疸)
・立ち上がれない
・ぐったりする
敗血症の原因
敗血症が急に発症した場合に、疑われやすいものが胃腸損傷や子宮蓄膿症です。
また、比較的緩やかに発症した場合は、大腸菌などが皮膚や口腔内、尿管や前立腺などから感染したものが疑われます。
敗血症の予防
敗血症は子宮蓄膿症で発症する例が多く、ペットがメスの場合は気を付けてあげましょう。
繁殖を望まないのであれば、子宮蓄膿症は避妊手術で防ぐことができる病気です。
また、ジステンパーウイルスやパルボウイルスはワクチンで予防することができます。
特に基礎疾患があるペットや、幼齢期のペット、シニア期のペットは免疫力が低いことから、敗血症を起こすリスクは高いと言えます。
ですので、異常があれば早期に動物病院へ相談しに行くことが大切です。
敗血症になりやすい犬種
全ての犬種
わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。
投稿者プロフィール
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ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪
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