褥瘡

褥瘡とは

褥瘡とは、寝たきりの状態になってしまった犬に起こることが多く、体重がかかる部分の皮膚が床に圧迫されて血行不良を起こし、壊死してしまい、さらにその部分が剥がれ落ちてしまうことを言います。
褥瘡は、床ずれとも呼ばれることがあります。

褥瘡の初期症状は、皮膚の赤み、被毛がべたつくなどのものから始まり、進行すると水疱ができ、破れることで、ジュクジュクとした患部になったり、皮膚に穴が空いてしまう状態になります。
ひどい場合には、骨が見えてしまうようなこともありますし、ハエなどにより卵を産み付けられウジが湧いてしまったり、他の細菌感染にかかってしまうこともあるので、注意しましょう。

褥瘡を発症する犬はどんな犬が多いのか

近年は、医療の発達や動物愛護の精神が高まり、人間のみならず犬も高齢化が多く見られるようになってきました。
そして、犬の高齢化が進むことにより、体の様々な要因により介護が必要になっている犬も増えてきまています。
褥瘡は、このような介護を必要とする犬が最も発病しやすく、他にも自分の意思で体を自由に動かすことができない手術後などの犬にも発症します。

褥瘡は、特に顔のほっぺた、肩、腰、肘、四肢の足首に見られ、これらは骨が出っ張ってしまっているために床と接しやすくなっていることから発症しやすい傾向があります。

褥瘡の症状

・皮膚の赤み
・皮膚が薄くなる
・毛がベタベタする
・痒がる
・痛がる
・水膨れができる、水膨れが破ける
・皮膚がジュクジュクしている
・皮膚に穴が空いている

褥瘡の原因

褥瘡の原因は、寝たきりの状態により体の一定部分の皮膚に対し体重がかかり、床に圧迫されることで、血行不良を起こし壊死してしまうことによります。

褥瘡の予防

褥瘡の予防は、体位交換です。
体位交換とは、体を自由に動かせなくなり寝たきりの状態になってしまった犬を定期的に寝返りさせて体位を変えてやり、体の一定部分に体重が長時間かからないようにしてあげることです。
約3時間~4時間に一度、体位交換を行い、血行を良くするために、優しくマッサージを行ってあげることをおすすめします。
しかし、犬の大きさ(体重)や皮膚の状態によって、時間は短くなることもありますので、皮膚を観察して時間の調整を行うようにしましょう。
また、褥瘡防止アイテムを使用することも画期的です。
褥瘡は、体の特に骨が出っ張っている部分に発生しやすい点から、このような場所の下に床との圧迫部分を和らげるためにクッションやマットを使用してあげましょう。
包帯なども優しく緩めに巻くのであれば、使用しても大丈夫です。
過度に締め付けすぎると、血行が悪くなるので注意しましょう。

そして、体を清潔に保ってあげることです。
定期的に蒸しタオルやボディタオル、ウェットティッシュ系のシャンプーなどで体を拭いてあげてください。
特に、お尻や口の周りは、汚れやすい部分なので、被毛のカットを行い、特にこまめに拭いてあげましょう

褥瘡は、一度発症すると再発が多い皮膚疾患です。
皮膚の状態をよく観察して、赤みなどがあれば獣医さんに早めに相談しましょう。

褥瘡になりやすい犬種

全ての犬種

シニア犬以外にも、手術などにより犬の意思で自由に動けなくなった犬にも発症します。

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪

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