疥癬(かいせん)

疥癬とは

疥癬とは、ヒセンダニと呼ばれるダニによって発生する伝染性の皮膚病です。
ヒセンダニが皮膚にトンネルのような巣穴を作って寄生し、排泄された糞や分泌物により、激しい痒みを伴います。
疥癬の症状発生は、ヒセンダニに感染してから2~3週間後と言われています。
この潜伏期間の間に、ペットがどこに行っていたか、どのような動物と接触したか、また、飼い主さんもどこでどのような動物に接触していたかを見つめ直すことにより、再感染を防ぐための治療後の行動に繋げることが大切です。

症状は強く痒がる、脱毛などが挙げられますが、発生部位は耳、肘、腹部などの毛の薄い皮膚に多く見られます。
そのため、強い痒みから肌に傷を付けるまで掻いてしまい、そこに新たな他の感染症を患うこともあるので注意してあげましょう。

疥癬は人間にもうつる!?

疥癬の原因となるヒセンダニは、小さく肉眼で確認することは困難なほどの大きさですが、とても感染力が強いため、近くの動物にいとも簡単に伝染します。
そのため、人間にも感染しますが、繁殖することができないため一過性の感染になります。
人が感染した場合、お腹周りや肘などの痒みの症状が現われます。
しかし、ヒセンダニに感染したペットとの接触を避ければ、約2週間ほどで良くなると言われています。
ヒセンダニは犬の体からしばらくすると死亡しますが、最大で20日程度生存していた記録もあるようなので注意しましょう。
感染が発覚した場合は、他の犬や動物との接触は避けましょう。

疥癬の症状

・皮膚にポツポツとした赤みがある
・フケが出る
・激しい痒み
・黄色がかったかさぶたができる
・脱毛
・体を噛んで掻こうとする
・体重減少
・リンパ節の腫れ
・発熱
・食欲不振
・元気がなくなる

疥癬の原因

疥癬の原因は、ヒセンダニの寄生によるものです。
ヒセンダニに寄生されている動物に接触することにより、伝染し、発症します。

疥癬の予防

疥癬の予防は、ヒセンダニの感染を防ぐために、犬の生活環境を清潔に保つことです。
定期的な掃除やシャンプー、ブラッシングなどにより、環境中に存在するヒセンダニを駆除しましょう。
ヒセンダニは60℃以上のお湯で死滅するので、ペットが使っている毛布などの布類はお湯を使って洗濯してあげましょう。
また、ピレスロイド系農薬(バルサンやダニアース)なども有効ですが、使用した後はきちんと拭き取り、ペットが舐めないようにすることが大切です。
そして、ブラシやタオルは他の犬との共用を避けるように心がけてください。

そして、ノミやダニの感染とヒセンダニの感染の区別をつけて分かりやすくするために、日頃から定期的にノミ、ダニの駆除を行っておくことも大切です。

疥癬になりやすい犬種

全ての犬種

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪

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