アジソン病(副腎皮質機能低下症)

アジソン病とは

アジソン病とは、副腎皮質機能低下症とも呼ばれ、腎臓の側にあるとても小さな副腎皮質から分泌されるホルモンが少なくなり、様々な症状を起こす病気のことです。
アジソン病とは真逆に位置する病気に、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)があります。

アジソン病は症状に特徴がない病気なので注意が必要

アジソン病は、副腎皮質から分泌される、グルココルチコイドとミネラルコルチコイドと呼ばれるホルモンが低下することにより、発症する病気です。
しかし、症状は、元気がない、食欲が落ちた、嘔吐している、震えている、脱水症状など、一見、他の病気の症状と似ている点が多く、やや特徴的であることは『ストレスに弱いこと』のみです。
例を挙げると、飼い主の旅行のためペットホテルに預けるなど、犬の生活環境が変わったり、動物病院に診察に行った後、トリミングサロンに行った後などのストレスがかかる環境を過ごした後、元気がなくなる、食欲が落ちる、下痢をするなどの症状が見られることです。
これらのことから、見落とされがちなアジソン病ですが、その間も病状は進行し、放置していると副腎クリーゼ(アジソンクリーゼ)と呼ばれるショック状態に陥り、命の危険を伴ってしまうこともあるので注意が必要です。
また、高カリウム血症から、急性心不全を起こすこともあります。

アジソン病は早期発見が大切であり、内服薬などでホルモンをコントロールし、生涯に渡り上手に付き合っていける病気でもあるということです。

アジソン病の症状

・元気がない
・食欲減退
・嘔吐
・下痢
・血便
・お腹を痛がる、お腹を触ると怒る
・震える
・多飲多尿
・体重が減る
・動きたがらない
・脈が遅く感じる
・体温が低い
・筋力が衰える

アジソン病の原因

アジソン病の原因は主に2つに分けられます。

・原発性副腎皮質機能低下症
腫瘍や自己免疫によるもの、血栓などの理由により、副腎が委縮、または破壊されることにより、分泌されるホルモンが低下することです。
また、クッシング症候群の治療薬が原因となることもあります。

・続発性副腎皮質機能低下症
副腎皮質ホルモンの分泌を促す役割をしている、脳にある下垂体ホルモンの分泌が低下することにより、副腎皮質ホルモンが低下することです。
これは、下垂体に腫瘍や炎症などの異常がある場合などに起こります。

アジソン病の予防

アジソン病の予防は、ペットの普段の生活を観察し、何かあれば動物病院に相談に行くことです。
また、定期的にペットドックを受けさせるようにし、早期発見に繋げることがとても大切です。
特にストレスに弱い犬は、アジソン病が潜んでいることもあるので、注意を払ってあげましょう。

アジソン病になりやすい犬種

グレートデン
ロットワイラー
レオンベルガー
バセット・ハウンド
ビアデット・コリー
ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ
スタンダード・プードル
ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア
トイ・プードル
など

アジソン病は若年~シニアまで幅広く発症します。
また、オスよりもメスに発症が高い傾向がありますので注意しましょう。

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪

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