肝硬変

肝硬変とは

肝硬変とは、肝臓に慢性的なダメージが蓄積されていくことにより、末期の肝臓の状態を指す言葉です。

肝臓の働きは、タンパク質を筋肉、皮膚、血液などにして体を作ったり、有害物(アンモニアなど)や薬物を分解したり、胆汁を作っています。

肝硬変の前触れ!?

肝硬変になる前に、前触れの象徴として挙げられるものが肝炎です。
肝炎は急性肝炎と慢性肝炎がありますが、肝硬変に移行する主なものは慢性肝炎です。
また、脂肪肝も挙げられることが多くあります。

人間の肝臓の特徴として言われているものですが、肝臓は『沈黙の臓器』とよく言われていますよね。
これは犬にとっても同じことで、肝臓の病気は目立ったものが現われづらく気付きにくい点があります。
肝臓のダメージが80パーセントを超えて、やっと症状が目立ってくると言っても過言ではありません。

肝硬変は治療を行っても、完治することは非常に難しい状態です。
ですので、治療は、進行を遅らせたり、残っている肝臓の細胞を守っていくことになります。

肝硬変の症状

・食欲低下
・動きたがらない
・すぐに疲れてしまう
・白目や粘膜、皮膚が黄色くなる
・お腹が膨れてくる(腹水)
・お腹を触ると痛がる
・嘔吐
・下痢

病状が進行すると肝臓でアンモニアの分解ができなくなってしまう状態になります。
これにより、合併症として『肝性脳症』を引き起こす場合があり、性格が急に攻撃になったり、痴呆症状が現われたり、うつ状態に陥ってしまうこともあります。
また、腹水が溜まることにより細菌感染を起こし、腹膜炎を併発することもありますので注意が必要です。

肝硬変の原因

肝硬変の原因は、長期に渡る肝臓へのダメージにより肝硬変に移行するケースが多い事から、慢性肝炎や脂肪肝が主な原因として挙げられます。
しかし、それら以外にも胆管結石やフィラリア症(犬糸状虫症)も原因の1つとして挙げられます。

肝硬変の予防

肝硬変の予防は、患っている肝臓の病気があるなら、しっかりと治療をしてくことです。
肝臓の病気を患っていない場合は、原因の1つとなるフィラリア症をしっかり予防することになります。

先述しましたが、肝臓は沈黙の臓器と呼ばれる程、病状の進行が分かりづらい臓器です。
よって、症状を見落とさないことがとても重要であることから、普段からペットにおかしいところがないか注意して見てあげることが重要です。
ペットドックなども活用して、定期的な健康診断を受けましょう。

もし、肝硬変を初症してしまった場合は、食事の管理がとても重要になってきます。
わからないことや不安なことは、獣医さんと相談してしっかりと治療計画を立てていきましょう。

肝硬変になりやすい犬種

全ての犬種

特にシニア期~の高齢の犬がかかりやすいと言われています。

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪

関連記事

  1. 角膜変性症(角膜ジストロフィー)

  2. 肥満細胞腫

  3. 角膜潰瘍

  4. 子宮蓄膿症

  5. 核硬化症

  6. 水腎症

公式Twitter