骨肉腫とは
骨肉腫とは、骨にできる悪性の腫瘍のことです。
骨にできる腫瘍は、他にも軟骨肉腫や線維肉腫、血管肉腫などがありますが、骨自体から発生する腫瘍はほとんとの部分が骨肉腫が占めています。
骨肉腫は進行が速く、予後が悪く、死亡率の高い病気の1つです。
骨肉腫は大型犬で中高年の犬に多い
骨肉腫は大型犬~超大型犬の発生が多く、年齢的には6歳~8歳程度に発生が高い傾向があります。
しかし、若年性もあり、1歳~2歳でも発生することがあるので注意しましょう。
骨肉腫は、四肢の骨発生することが多いですが、他にも頭蓋骨やそのほかの骨からの発生もあります。
発生部位に伴い症状も変化する病気であり、四肢の断脚などを行うこともありますが、転移がおこりやすく、再発をしやすい腫瘍です。
骨肉腫は激しい痛みを伴う病気なので、治療としてはいかに痛みを取り除くことができるかが焦点になります。
骨肉腫の症状
・足を触られることを嫌がる
・足を触ると痛がる
・足を引きずるような仕草をする
・足を地に付けることを嫌がる
・骨折
・骨が腫れている
・骨にしこりがある
・麻痺症状(脊椎部位に発生時)
・口を空けられない、痛がる(顎部分に発生時)
・顔が変形する(顔周りの骨に発生時)
・咳をする(肺移転)
・呼吸を苦しそうにする(肺移転)
・呼吸停止
骨肉腫は前足の骨に発生が高く、後ろ足の2倍です。
骨肉腫の原因
骨肉腫の原因は、明らかになっていません。
しかし、体重が40㎏以上の犬に多いこと、犬種によって発生が多いことから、遺伝的要因が関係しているではないかと推測されています。
骨肉腫の予防
原因が明らかになっていないため、骨肉腫の予防は難しいとされています。
しかし、過去に骨を骨折した犬が何年後かに発生したケースも報告されているため、まずは、犬が足を骨折しないように気を付けてあげましょう。
例えば、高所から飛び降りたり、抱きかかえた時に落とすことがないように注意しましょう。
また、骨肉腫は進行が速い病気であるため、早期発見が大切です。
普段の生活でも歩き方に注意を配ってあげるようにし、足のマッサージなどを行うときはしこりがないか手で触って確認してあげましょう。
骨肉腫になりやすい犬種
グレート・デン
セント・バーナード
ゴールデン・レトリバー
ロットワイラー
ドーベルマン
アイリッシュ・セッター
ジャーマン・シェパード
など
大型犬に発症が多い傾向がありますが、全てのサイズの犬種にも発症します。
わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。投稿者プロフィール
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ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪
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