汎骨炎

汎骨炎とは

汎骨炎とは、中型犬~大型犬の生後5か月程度~2歳程度の若い犬に起こる原因不明の骨の炎症です。
後ろ足よりも前足での発症が多く見られ、炎症は1本の骨に起こる場合もありますし、複数の骨に起こることもあります。
汎骨炎は痛みを伴うので、足を引きずったり、足を気にするような素振りをみせます。
成長と共に治ってしまう不思議な病気なのですが、痛みによる苦痛は相当なものなので、動物病院で痛み止めや炎症を抑える薬を処方してもらいましょう。

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汎骨炎は成長するとほとんどみられない病気

汎骨炎は若い犬に発症が多く、それ以外の中高年やシニア期にはあまり発症がみられないことから、骨が成長するにあたっての人間で言う成長痛のようなものとも考えられている一方、特定の犬種に発生が多い事から遺伝性の疾患や、自己免疫疾患、高タンパクな食事による影響なども考えられています。
また、症状がおさまったかと思いきや、他の足に発症するケースもあります。
骨の中でも、尺骨や長い骨に発生することが多く、それらは体重を支える上でとても大切な骨だと言えます。
なので、これらの部分に痛みが生じると、歩き方が不自然になる(跛行)以外にも、食欲が無くなってしまい、それによる体重減少や、元気が無くなってしまったりすることがありますので、注意してあげましょう。

汎骨炎の症状

・歩き方がおかしい
・足を触られることを嫌がる
・足を触ると痛がる
・足を引きずるような仕草をする
・運動を嫌がる
・X脚になった
・食欲低下
・元気がなくなる
・体重減少
・発熱

汎骨炎の原因

汎骨炎の原因は、まだ明らかになっていません。
しかし、ジャーマンシェパードに多く見られることから、遺伝的な要因があるのではないかと考えられています。
他にも、急激な成長によるものや高タンパク質な食事によるもの、ストレス、自己免疫疾患による要因なども考えられています。

汎骨炎の予防

汎骨炎の予防は、原因が明らかになっていないため、はっきりとはありません。
しかし、特定の犬種で発生が多い傾向があるので、成長期の該当犬種を飼っている方は注意をしてあげるべきでしょう。
足を痛がる素振りをみせたら、獣医さんに相談に行きましょう。
また、食事内容もバランスの取れた食事を行ってあげることが大切です。

汎骨炎になりやすい犬種

ジャーマン・シェパード

メスより、オスに発症が多い傾向がありますので注意しましょう。

わんちゃんに不安なことがあれば、獣医さんにご相談ください。

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪
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