• 首輪に慣れていない、警戒している

まず第一に考えられる理由は、犬が首輪に不信感を抱いているといった場合です。
犬にとってもノドは急所にあたり、その周辺に何か分からない物を巻かれることは恐怖を感じます。
嫌がったり怖がったりする様子はむしろ犬の防衛本能の現れでもあるため、なかなか思い通りに付けてくれないからと言って怒ったり叱ったりすることは、逆効果なことも……。
まずは優しく声を掛けながら、首輪を触らせたり匂いを嗅がせたりするなどして、犬が首輪に興味を持つように誘導してあげましょう！

• 首輪自体にストレスを感じている

無事に首輪を付けてくれても、犬が首輪を嫌がって取ろうとしている時は、装着された首輪にストレスを感じている場合が多いです。
首輪自体に何か装飾が付いていたり、揺れものがついている場合、他には材質に関しても、犬がそちらに興味を惹かれずっと首輪を気にしてしまうことで感じるストレスもあります。
また、犬は自分よりも背の高い飼い主や人間達をよく「見上げる」姿勢を取るため、首に凝りを感じることも多く、重量がある首輪を付けてしまうと首を痛めてしまいます……。
犬にとってストレスのかからない首輪選びも、飼い主の役目と言えるでしょう。

主に上記のような場合が考えられます。
いずれもわんちゃんの精神状態による場合が多いので、その後のメンタルケアが重要になってきます。

犬が首輪をつけることを嫌がっている場合は、首輪に慣れるようにトレーニングを行います。

子犬のうちから首輪に慣れさせるトレーニングを始めるのが一番効果的ですが、そうでない場合は、
最初のうちは短時間だけ首輪を装着し、犬が首輪を気にすれば外し、また後日改めて再度装着するなど、短時間から慣れさせて無理をさせないようにしてあげましょう。

皮膚トラブルを引き起こす可能性のある首輪の材質や、チャラチャラと音がなるような装飾がついている首輪は犬の気を引いてしまいますので、デザインや機能性などをよく考えた首輪を選んであげることも重要です。