犬は群れを作る社会性の高い動物であり、群れを支配しているリーダーをトップとしたピラミッド型の明確な立場付けを行います。
犬を我が家に迎え入れた場合、飼い主や他の家族がこの群れの仲間に相当します。

家庭の犬になった場合も、犬は自分に接する飼い主や家族の中で自分自身がどのような立ち位置にいるのか、誰がリーダーなのかを見極めているようです。
そのため犬が自分よりも格上の相手、リーダーだと判断した相手に対しては従順になり、言うことを素直に聞き入れるようになりますが、反面犬よりも格下の相手だと判断されると、その相手を下に見て指示に従おうとしません。

そのままの関係性で放置してしまうと、どんどんワガママになってしまったり、吠えたり噛んだりと攻撃的になる可能性もあるため、犬を迎え入れた場合にはしっかりと自分の地位が上でありリーダーであると、犬に教えることも重要です。

犬のマーキングは、犬自身の縄張り主張のために行われます。
特にオス犬に多い傾向で、広く縄張りを誇示するために高く脚を上げてマーキングをする場面を見たことがあると思います。

マーキングは他の犬に自分の存在を知らせたり、誇示するために行われますが、飼っている家の中でも家具や物などにマーキングをする場合は、犬自身になにか問題がある可能性が考えられるため、原因を取り除いてあげたり、獣医さんに相談してみるとよいでしょう。

犬は他にも、

穴を掘る
穴を掘って食べ物を隠したり、空間を作って逃げようとする習性があります。家の中でも繰り返し床をガリガリと掘っている場合は、ダンボールなどを敷いて床を傷つけないようにしましょう。

吠える・遠吠え
コミュニケーションのためだったり、喜びの現れ、不安やストレス発散など、犬が遠吠えをする理由は様々あると考えられています。
頻繁に遠吠えをするようであれば何か問題を抱えている可能性もあるため、原因を取り除いてあげましょう。

など様々な習性があります。
それぞれの理解を深め、適切に対処してあげれば、大事な愛犬との暮らしももっと楽しくなるはずです！