犬が飼い主さんと一緒に寝たがる理由は、主に飼い主さんといて安心を得たい。という気持ちがあると考えられます。
安心を得られる＝飼い主は信頼に値する存在だと犬から認識されることは、無防備な就寝中もこのひとの側にいると大丈夫という意味になります。
また他にも、甘えん坊な犬は単に飼い主さんに甘えたいから離れたくない、と言った理由もあるかもしれません。

反対に、飼い主と一緒に寝たがらない犬は、飼い主に警戒心や不安を抱いていたり、過去に何かしらのトラウマがあると考えられます。

犬と一緒に寝ることで得られる飼い主側のメリットには、以下のようなものが考えられます。

• 飼い主側も安心する

愛犬が自分の近くにいることで、安心感を得る飼い主さんもいるのではないでしょうか。
また、リラックスした様子で愛犬が自分の傍で寝ている姿を見ることは、飼い主さん自身のストレス解消にもつながる筈でしょう。

• 夜間に愛犬の変化に気づける可能性がある

離れたケージや小屋などで愛犬が寝ている場合には気付けなかった、愛犬の体調の変化や異変などに気づく可能性が高まります。
夜間の行動パターンを把握できたり、寝ている時の呼吸の仕方がおかしいなど、日頃は見落としがちな異変のサインに気づくことで、早急に対処ができるようになります。

残念なことに、愛犬と一緒に寝るデメリットも存在します。

①愛犬のしつけに悪影響となる場合がある

飼い主と常に一緒にいる時間が長引くほど、分離不安症になる可能性が高まります。
飼い主と離れることがストレスとなり、姿が見えないと吠えたり物を荒らすようになる行動が増えるなどの問題がありますので、あまりベタベタとくっついて寝るのは控えた方が良いかもしれません。

②怪我をさせてしまう場合がある

特に小型犬に多いのが、寝ている飼い主の寝返りの下敷きになってしまうケースです。
場合によっては骨折をしたり怪我をさせることがあるため、隣で寝る時は注意が必要ですが、隣で寝ている愛犬に注意を払うあまり、飼い主自身の睡眠の質が低下することもあります。

③衛生的に問題がある

愛犬から抜けた毛や体の汚れがシーツや布団などに付着し汚れることで、そこからアレルギーや感染症などにかかるリスクが発生します。
定期的に洗濯をすることがとても重要になりますので、愛犬と一緒に寝る場合は身の回りを清潔な環境に保つようにしましょう。