犬が分離不安症になる原因は、主に過去に起きた恐怖体験（トラウマ）・身の回りの環境変化・飼い主への依存や執着・加齢、又は脳や神経の病気などが考えられます。

ひとりで留守番をしていた際に落雷や地震などの恐怖体験をした犬は一人になることを恐れたり、生活環境や飼い主が変わったことで不安を覚え発症することがあります。

また飼い主への依存とは、コミュニケーション過剰で1日中飼い主さんにべったりとくっつき、飼い主が離れてしまうと不安になってしまうことで、構いすぎてしまうのも犬にとって良くないことであるとも言えるでしょう。

分離不安症になった際に見られる行動として、主に犬が一匹で留守番をしてる際などに、以下のような行動を起こす可能性があります。

• 部屋中を荒らしている、物を破壊している
• 部屋のあちこちでお漏らしをしている
• 留守中に吠え続けている
• 飼い主の外出に過敏に反応する、阻止しようとする
• 留守中に体調を崩してしまう

上記のような行動が見られた場合には、不安症の可能性があります。

大事な愛犬を分離不安症にさせない為にも、対策はしっかりと行いましょう。
一般的に分離不安症対策に有効な方法には、以下のようなものが挙げられます。

• 犬と離れ、一匹の状態に慣れさせる
• 留守番を「大した事ない」ことだと思わせる
• 獣医師に相談

また、やってはいけないしつけとして叱ることがあります。
犬が不安になって起こしてしまったいたずらや粗相を飼い主が叱ったとしても、怒られた犬は何故自分が怒られているのかを理解できずに更に不安や混乱を招く恐れがあるからです。

どうしても改善できない場合は、動物病院やドッグトレーナーに相談してみるのもいいでしょう。