犬の理想の体型はどんな感じ?

犬の理想の体型はどんな感じ?

……絶対気の所為じゃない……。

おや、わんちゃんと見つめ合って……どうかされました?

あい先生!うちの犬、絶対前より太ってますよね?

ワン?

……え?

目次

わんちゃんの適正体型について

愛犬が丸々ふっくらしていても、「可愛いなぁ」と思う飼い主の方もいるかもしれません。
しかしわんちゃんの肥満も、人間同様に様々な病気のリスクを抱えることになります。
肥満を抑えつつ、わんちゃんの体重管理に気を配っていくことも大切になってきますので、
しっかりとわんちゃんの体型をチェックして行きましょう!

ポイント
犬のBCSとは?

わんちゃんはその犬種によって体格に差があり、同じ犬種であっても個体差があって適正体重や体型がよく分からなくなることがあると思います。

そこで一つの基準となるのが、BCSです。

BCSとは「ボディコンディションスコア」の略で、小型犬や大型犬などの体型をチェックするために用いられる一種の数値的な目安です。

参考元:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン

ポイント
BCSチェックの仕方

わんちゃんを真上から見たときに、くびれがはっきりと出ている場合や肋骨付近に脂肪がほとんどついていない、骨が皮膚に浮き出て見えているなどと言った様子が見られる場合はBCS1、BCS2痩せすぎ状態に該当します。

反対に、真上から見てくびれが無かったりお腹が出ていたり足や手などにも肉がついている場合はBCS4,BCS5肥満状態にあります。
BCS5にもなってくるとお腹は脂肪が垂れ下がり、触ったときに肋骨などの骨を感じることもできない状態です。

肋骨が適度な脂肪に覆われており、くびれも確認できた上で肋骨などにも触ることができる体型がBCS3の状態であり、この状態がわんちゃんの理想体型と言えますので、自分の愛犬がどのBCSに当てはまっているのかをよく確認してみましょう!

ポイント
適正体重で確認してみる

健康診断などで定期的に動物病院へ通っている場合は、診察台で測ってもらうのが一番正確な体重を教えてもらえます。
トリミングサロンなどでも体重測定をしてもらえることも。

適正体重は犬種ごとに異なりますが、小型犬の場合は10kg前後、中型犬だと20kg前後、大型犬は25kg以上が適正体重の目安になります。

ただし、わんちゃんによって健康状態に関わるかなどの問題があるため、どの程度がいいのか分からない場合は獣医さんに相談してみるといいでしょう。

BCS・BMIの違い

BMIとは人間の体脂肪率や脂肪の付き具合を知る方法として用いられるボデイマス指数で、人間の体を基準としている数値のためわんちゃんにこの基準や数値を当てはめることはできません。
また、人間と犬とでは骨格や筋肉量も違ってくるため、犬用のBMIというものもありません。

犬の場合でも体脂肪率などは参考数値として存在しており、犬種ごとに異なりますがだいたい20~30%が適正数値となっています。
犬の体脂肪率を計測する場合には人間のものは用いることはできないため、犬専用の測定器を用意しましょう。

異常を感じた場合はすぐ獣医さんへ!

基準を見る限りだと…BCS4ぐらいの肥満体型になってる!

きゅーん……

最近は少し、食べすぎていたのかもしれませんね。
適正な食事量にして、しっかり運動させてあげましょう!

そうですね…ありがとうございました、あい先生!

ワンドクターあい先生に聞いてみよう!

わんちゃんのこの行動はどういう理由なの?わんちゃんはどんな遊びが好きなの?など、
色んな質問にワンドクターのあい先生がお答えします!皆さまからのご質問をお待ちしております♪
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