その① わんこに出会おう編


目次

犬を飼う心の準備はできていますか?

きっと今のあなたは犬が欲しい!という気持ちでワクワクしていることでしょう。
犬と生活を共にするということは、愛らしさや癒しなどの様々な楽しいことが待ち受けていることでしょう。
しかし、それと共に新しい命を育てるという責任や、飼い主としての自覚も伴います。
まずは、実際に犬と生活をしている方々で多い悩みを3つご紹介します。

◆長期間、家を空けられなくなった
犬は社会性を持った動物で、基本的に群れで行動することを好む動物です。
ですので、ひとりぼっちで過ごす時間はあまり得意ではありません。
長期間の旅行や飼い主さんの入院などで家を長期間空けなければいけなくなった時、誰かに預けたり、ペットホテルを利用したりなどしてお世話をしてもらわなければいけません。
もし、その時の都合により、誰も面倒が見られない場合、予定をキャンセルしなければいけないことも出てくるでしょう。
◆思った以上にお金がかかる
犬を飼うことは、ひとつの命が増えるということ。
現在ペットNGのおうちに住んでいる方は、今後のトラブルを防ぐためにもペット飼育OKの物件に引っ越さなくてはなりません。
その際に、どのような種類で何匹まで飼育可能であるのか、きちんと調べましょう。
また、犬は雑食性ではありますが、人間と同じものを食べることは健康の面からおすすめしません。
よって、その子の年齢や体格、犬種に合った生活用品を購入しなければいけません。
そして、犬だって人間と同じく病気にかかってしまうことだってあります。
人間であれば健康保険などによって病院診察は3割程度の負担ですが、犬の病院診察は基本的に自費診療です。
よって、人間よりも高額になりがちです。
そのため、ペット保険に加入し自己負担額を抑えることも視野に入れて検討するべきと言えるでしょう。
◆しつけがうまくいかない
犬は人間のように言葉が喋れないため、吠えて合図を送ります。
また、一緒に生活する人間や自分を含めてリーダーを決めて、従う生活を送ります。
人間よりも犬が上位に立ってしまうと、犬は周りを守らなければいけない使命が生まれてしまい、犬にとってはとてもストレスがかかる仕事になってしまいます。
また、無駄吠えなどで近隣に迷惑をかけてしまうこともありますし、お部屋のいたるところで粗相をしたり、ひどい場合は家具などを噛んで傷付けてしまうこともあります。
しかし、イライラしてしまい、犬を叩くような体罰を含むしつけの行い方は、信頼が崩れてしまうので絶対におすすめできません。
もし、ご自分だけでしつけがうまくできないと判断された場合は、動物病院のしつけ教室やドックトレーナーのしつけ教室などを利用することも検討しましょう。

犬と生活を共に送ることは、楽しいことばかりではありません。
しかし、それ以上にたくさんの癒しを与えてくれます。

どこで犬を探せばいい?

まず、どんなところで犬を探せばいいか悩みますよね。
探す場所によって、どのような利点があるのかもご紹介していきます。

◆ペットショップ
ペットに関することなら犬でも猫でも小動物でも有名なのはペットショップです。
ペットショップは、生体のみならず他のペット用グッズの取り揃えも多く扱っているところがほとんでです。
また、トリミングやペットホテルを隣接しているところも多いので便利です。
◆ブリーダー
特定の犬種を繁殖させている犬舎のことです。
子犬は親元で成長していくことから、犬社会の基礎を学んでいることもあります。
また、希望すれば親犬を見られることから子犬の将来の成長の大きさも判断しやすい傾向があります。
そして、特定の犬種を繁殖されていることから、犬種特有の情報を詳しく教えてくれる安心感があります。
◆里親制度を利用
近年動物愛護の精神から、注目を浴びている里親制度です。
保健所からの引き取りや、何かしらの理由によりペットが飼えなくなった方からボランティア団体が一度引き取りお世話をしてくれています。
定期的に譲渡会を行っていたり、お試し期間なども設けているところもありますのでチェックしてみましょう。
また、動物病院のホームページなどにも里親募集が記載されていることもあります。

小型犬・中型犬・大型犬どれが飼いやすい?

犬の大きさによって、小型犬、中型犬、大型犬とありますが、実は正式な基準が設けられておらず、一般的に体重によって分けられています。

◆超小型犬…チワワ・ポメラニアン・トイプードル・マルチーズなど
成犬体重4㎏未満の犬で、小さく愛らしいフォルムで人気があります。
マンションなどでも飼いやすく、運動量も体格に合わせて比較的少な目です。
◆小型犬…キャバリア・シーズー・パグ・ミニチュアダックス・ボストンテリアなど
成犬体重10㎏未満の犬で、超小型犬と同様に人気があります。
超小型犬よりも骨格がしっかりしている犬が多く見られます。
◆中型犬…ビーグル・フレンチブルドッグ・ボーダーコリー・柴犬など
成犬体重25㎏未満の犬で、運動量が増えてきます。
様々な容姿の犬種が存在するので悩む方も多いでしょう。
◆大型犬…秋田犬・ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー・シベリアンハスキーなど
成犬体重25㎏以上の犬で、力強く大きなフォルムの半面、穏やかな性格の犬種も多いことで知られています。
運動量は多く、登山やランニングなどの運動にもお供できます。

犬種によって性格の違いもありますし、運動量も変わってきます。
飼い主さんが、どのような場所に連れていくことが多いか、どのように過ごすことが多いのか、検討してじっくり運命の子を探してみましょう!

長毛種と短毛種って?

犬には長毛種と短毛種と呼ばれるものがあり、毛の生え方によって分けられています。
長毛種
毛が長く、巻き毛や直毛など様々な見た目がある毛の生え方です。
また、ポメラニアンやボーダーコリーは長毛種の中でも一定の長さまでしか伸びない犬種で、プードルやマルチーズは、ずっと毛が伸び続ける犬種です。
短毛種
短毛種は、毛の長さが3㎝程度の犬種のことを指します。
例えば、パグやフレンチブルドッグ、スムースチワワなどが挙げられます。

長毛種も短毛種も、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二層の毛の生え方の『ダブルコート』と、オーバーコートのみの一層の毛の生え方の『シングルコート』に分かれます。
ダブルコート…年に2回の換毛期と呼ばれる、季節に対応するための毛の生え変わりの時期があり、抜け毛が大量に発生します。よって、この時期は日々のブラッシングが必要になります。
◆シングルコート…換毛期が無いため比較的抜け毛は気にならないので、お手入れは簡単であると言えます。


いかがでしょうか?
あなたに合うようなパートナーは描けたでしょうか?
それでは次のステップに進みましょう!

投稿者プロフィール

みやびさん
みやびさん小動物看護士・ペット繁殖指導員・ペット販売士
ポメラニアンとポメチーの女の子のママしています。
ペットショップ勤務をしていましたが、現在はペットに関するライターをしています。
家族と犬がより良く過ごせるように応援しています♪
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